企業研究の重要ポイント徹底解説!就活や転職で差がつく効率的な企業研究方法とは

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突出した面白いキャラクター

引き込まれる魅力的なトーク

体育会や学業で残した圧倒的な実績

このような『圧倒的な個性』で就活を乗り切る学生、あなたの周囲にも1人や2人いないでしょうか?羨ましいですよね。
私は凡人なので、企業研究、自己分析を繰り返し、志望理由を練り、面接練習をこなして…と、正攻法で就職氷河期を乗り切りました。

今日は就活ブログらしく、この『正攻法』で内定を勝ち取る方法について解説していきましょう。

 

新卒採用では膨大な数の企業にエントリーする学生も少なくありません。
例えば化学専攻の学生は、化学メーカー以外に、化粧品、食品、製薬メーカーを志望することが多いでしょう。
同業界で複数の企業にエントリーする際に困るのが『志望理由の差別化』です。

面接で志望理由を伝えたとき、

『他社でも同じことが出来るけど、なぜこの会社を選んだの?』

というカウンターアタックに撃沈した経験はないでしょうか?

大企業だから。
なんとなく。
給料が高いから。
この業界ならどこでもいい。

本心は様々だと思いますが、やはりココを答えられない就活性は落選していきます。

書類選考や筆記試験・ WEBテストを通過し、面接まで進んだ人は、学力的には合格ラインに達している人たちです。
面接官が見ているのはコミュニケーション能力や、自社への志望度、そして人間性です。
他社と差別化した強い志望動機を、熱意を持って伝えられた人が内定を勝ち取れます。

この『志望理由の差別化』に重要なのが企業研究です。
とはいえ、売上額が近く、類似の商品を扱う企業の差を見分けるにはどうすれば良いのでしょうか?

そこで、今回は効率的な企業分析のポイントを解説していきます。
自己分析の成果を最大限発揮し、最適な企業選択を行うためにも、1社1社しっかりと企業研究していきましょう。

新卒が陥りがちなダメ企業研究パターン

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多くの会社を受けすぎて…

新卒では100社以上にエントリーする学生も少なくありません。提出するエントリーシートも膨大な数になります。

そうなると1社にかける時間は少なくなり、どうしても『面接マニュアル』『受かるエントリーシートの書き方』などの就活テクニックに頼りがちです。結果として、多くの就活生に埋もれてしまいます。
たまにマニュアル本を丸々コピーした内容を使うアホな学生もいますね。

とはいえ、これらのマニュアルが間違いというわけではありません。
『伝わりやすい話し方や文章構成』といったテクニックは就活以外でも重要です。

厳しい話をしてしまうと、大手企業では、しっかりした自己PRと差別化された志望理由を熱意を持ってハキハキと伝えられることが前提となっているのが現状です。

”その他大勢”を抜け出すためには、自己分析だけではなく、志望理由につながる企業研究には手を抜けません。

受からなくてエントリー数を増やす→志望理由が薄くなる→専攻に通らなくなる…といった悪循環にハマらないためにも、どこかで一度本気で企業研究を行う必要があります。

就活の基本プロセスは【自己分析(やりたいことの発見)→企業探し、企業研究(実現場所の決定)→志望理由】です!
企業に自分をすり寄せていく(自己分析が最後になる)就活は後悔の元!

採用サイトとパンフレットだけでは不十分!

企業研究をするとき、採用サイトとパンフレットを読むだけで終わらせてしまう人がいます。

企業がこういった媒体に載せるのは、『ポジティブな情報』かつ『事業のポイントとなる重要事項』のみです。
これだけでは事業内容の本質は見えません。

”当社の特徴は自由な発想!ユニークな商品を出し続けています!”
と書かれていたと仮定しましょう。

就活生『既存の価値観に捉われないユニークな商品を開発し続ける自由な社風に魅かれました!』

面接官『例えばどの辺が?』

就活生『(ぐぬぬ…)』

笑ってしまう話かもしれませんが、1次面接ではこのレベルの人も少なくありません。

次章では、企業研究を正しく効率的に進めていく方法と、おすすめツールを紹介していきます。

そもそも就活パンフは企業へのインタビューを基にしてライターとデザイナーが作るものです。
見た目重視で本質が欠けている就活パンフも多いのでご注意を…。

企業情報を読み解くコツ

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『事業内容』はCSR報告書やサステナビリティレポートで掘り下げろ!

コーポレートサイトを見ていると『企業情報』という項目があるはずです。

ある程度の企業規模になると、企業情報ページに

  • CSR報告書
  • サステナビリティレポート

といった項目があると思います。

CSRは『Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)』の略語です。

サステナビリティレポートは『Sustainability(持続可能性)』についてのレポート…
すなわち、環境問題や経済の観点から、持続可能な社会の発展に寄与する企業活動についてまとめられています。
日本では、CSRよりも拡大解釈されていることが多く、味の素では、2012年度より『CSRレポート』と『環境報告書』を統合してサステナビリティレポートとして公開しています。

味の素グループのサステナビリティレポート2015の概要を抽出すると、

  • 経営理念
  • 事業規模、売上高の詳細
  • グループ全体の事業構造
  • 社長のビジョン(識者との対談)
  • 実施している慈善活動の内容、結果報告
  • 将来のビジョンと製品開発のプラン
  • 海外での事業方針
  • 研究内容や研究費の詳細
  • 環境負荷低減に向けた取り組み
  • 社内の事業体制
  • 物流、原料に関する情報
  • 労務時間削減に向けた取り組み、結果報告
  • 労災等の報告

などなど…
これでまだ半分程度です!

CSRレポートやサステナビリティレポートは、公開可能な企業情報の全てが詰まっているパンフレットです。

類似商品を扱う企業でも、社内体制や事業方針、ビジョンは少しずつ異なっています。
これらの情報を比較していけば、徐々に自分の理想の企業が見えてくるはずです。

そうして作り上げられた志望理由は間違いなく『独自』のものに仕上がりますよ。

新卒の話題からは逸れますが、中途採用だと、事業内容やビジョンに沿って自分がどう貢献できるかアピールする必要があります。
こうした企業情報に目を通しておくのはマスト!新卒とは違うレベルの志望理由を作り上げましょう。

『業績』は”会社”四季報で

学生は『就職四季報』を買うことが多いですよね。企業探しのスタートには理想的なツールだと思います。

しかし、企業の募集人数や『求める人材像』がわかった所で志望理由は作れません。
個人的に。最も役に立つ項目は『35歳の平均給与』だと思っています。開示していない企業も多いですが…。

企業探しの精度を高めるなら『会社四季報』を使う必要があります。
業績変化や、ここ最近の有望企業など、生の情報が満載です。
企業研究をさらに充実させることができますよ。

特に中途採用では会社四季報に掲載されている情報くらいはカバーして選考に臨みましょうね。

『社風』と『人間関係』はOB訪問で

最後に『社風』『人間関係』です。

これは実際に働いている人に聞く他ありません。

  1. OB訪問(面識あり)
  2. OB訪問(面識なし)
  3. 社員とのフリートーク(説明会など)

この順番で情報の精度と深さは下がっていきます。
関係性が薄いほどガードは堅くなります。面識の無い人に最初から晒け出してくれる人は少ないですし、ましてや『ビジネス』ですからね。

先輩や、先輩の先輩など、ツテを頼ってOB訪問が出来そうなら、無理を言ってでも会わせてもらいましょう。

もちろん、礼儀だけは欠かさないように。

おわりに

私はこれまで築いてきたキャリアに不満はありませんが、新卒での就活を振り返って1つだけ後悔しているのが、

『もっと色んな企業を見ておくべきだった』

ということです。

実際に働いてみると、学生時代には見つけられなかった優良企業、あるいはホワイト企業で有名なのに実はブラック…なんて企業も色々知ることができます。

企業探し、企業研究をもっと本気でやっておけば、また違ったキャリアがあったのかなぁ…
なんて考えることも…。

企業研究はあなたのキャリアプランの第一歩です。

後悔しないように、しっかり進めていきましょう!

 

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