入社後のギャップ:転職に失敗する人が言いがちな文句をまとめてみた

スポンサーリンク

労働形態に関わらず、仕事をしていると何かしら不満や問題は出てきます。

仕事内容が想像と違ったり、人間関係が上手くいかなかったり、あるいは当初の予定より給料が低かったり(!)することも。
企業に問題があったとしても『こんな会社を選んでしまった』という後ろめたさもあり…
文句と自己責任の狭間でモヤモヤしてしまうかもしれません。

契約内容と事実に相違がある場合は問答無用!
法的な手段を取っていくべきですが…

『入ってみたら期待と違った』

こんなセリフを吐いている転職者も少なくありません。
企業人に関わらず、適当にキャリアチェンジをした人が言いがちなセリフです。
転職だけでなく新卒にも当てはまりますね。

転職のリスクを把握せず、思考停止して良い所ばかりを見ていると痛い目を見ますよ。
何事も客観的に…

さて、今回は転職に失敗する人が言いがちなセリフを例に挙げながら、転職活動、就職活動に必要なマインドを解説していきたいと思います。

はじめに

hired-fired

お金のトラブルには法的対処を

パワハラ明らかな契約違反は『犯罪』なので法的に対処しましょう。

ただし、対応が分かれるのが、

『思っていたより給料が低い!』

というパターンです。

まずは明らかな契約違反の場合です。
入社前に『労働条件通知書』や『雇用契約書』などに記されていた月収、年収、試用期間の給料といった契約事項と、入社後の事実が異なる場合は、明らかな法律違反なので、契約解除が可能です。
まずは会社と協議し、それでも解決しない場合は、専門家の立会いの上で適切に対処しましょう。

次に、

『求人に書かれていた給料と違う!』

場合です。
これは入社後よりも、入社前に起こりやすい問題です。

求人票は、

年収:500〜700万円程度

など、『目安』で書かれていることが多いです。
年齢やスキルにより年収は異なるので当たり前ですね。
例えば、内定を頂き、労働条件を確認すると『基本年収:485万円』と書かれていた場合…

これは契約違反にはあたりません。

求人票はあくまで目安なので、想定より年齢が若い人材や、ポテンシャルを見込んだ人材を採用した場合、提示する給料を低くしても問題ありません。
内定先があなたに付けた価値がその年収というだけです。

気に入らない場合は、年収交渉したり、内定を辞退すれば良いだけの話です。その部分は全て転職エージェントが対応してくれます

契約違反に対して正しく対処できるよう、関係書類は入社前にしっかり確認しておきましょう!

【関連リンク】転職したら入社前に聞いた話と違った!訴えるべきケースと仕方ないケースの見極め方(ダイヤモンドオンライン)

『転職はリスク』という認識を持とう

そもそも前提が間違っているのですが…

『転職先には希望しかない』

と考えて動いているお花畑さんがとにかく多い…。

どんなキャリアチェンジもリスキーであるという前提で動かないといけません。

転職者の中には、
『今の会社に特に不安、不満はないけど、マンネリしてしまい、新しい刺激を求めてみたい』
という人がいます。
自分に過度な自信を持っている人にありがちな思考ですね…。

いいですか?

人間関係が良好というのは物凄く幸せな職場です

それなりに仕事は上手くいっている。
人間関係にも問題はない。

こんな職場の方が少ないですよ。

最初にホワイト企業に入った人が刺激を求めるのは勝手ですが、自分が恵まれているということを自覚せずに転職すると痛い目を見ますよ。

『人間関係が良好だから仕事が出来ていた』人にもありがちです。
助け合いの中で補完しながら出来ていた仕事なのに、勘違いして『ボクはなんて凄いんだ』と思っちゃう人は転職後に苦労します。

それ、本当に自分の能力だけで出来た仕事ですか?

それを踏まえて、新しいキャリアに進む覚悟があるなら、転職エージェントに今すぐ登録しましょう!

ダメ転職者が言いがちなセリフ4パターン

stress

『思っていた仕事と違う』

”営業採用での募集だったのに、配属されたのが物流だった”

 

このように、明らかに契約と異なる場合は別ですが、

『●●を研究できると思ったのに、××の研究テーマになった』

『もっと専門的な仕事が出来ると思ったのに、雑務が色々回ってくる…』

 

自分の好きな仕事だけをやりたいなら今すぐ起業しましょう。

基本的に企業は個人に好きな仕事だけを任せられるほどシステマチックには動きません。
出来るだけモチベーションを高められる人材配置がベストですが、企業で働く以上『全体最適』という考え方からは逃げられません。どこかで妥協が必要になります。
扱う商品や研究テーマを限定したいなら、そう書かれている求人のみに応募するしかありません。

『職種:研究開発』

としか書かれていない求人なのに、研究テーマに文句を言うような転職者が多いのですよ…。
それはギャップではなくてワガママと捉えられるので、今の会社で大人しくしていましょう。あるいは博士課程にでも進んでください。

実は、この部分は面接である程度解消できるんですよ。

新卒と違い、中途採用の面接は一方通行ではありません。

面接の中で、給料や試用期間の話をしても良いですし(限度はある)、入社後の仕事内容や研究テーマ、希望と違う研究になることはあるのか、裁量権、キャリアプランの例など…

これらは面接の中で転職者側から引き出す必要があるのです

自分が仕事をしているイメージを想定しながら面接で質問していけば、ギャップは限りなく少なくできます。
合わないと思えば辞退すれば良いですし、企業も落としてくれますよ。

『文句が多い』と思われるのが不安なら、『労働契約の質問を”文句”と思う会社に行きたいか』という軸で考えれば解決できますね。

入社後に理想とのギャップを感じる人の多くは、仕事内容を入社前に詰められていないのです。
元々、業務内容を細かく絞らずに採用する企業の場合は、あらゆる仕事を受ける前提で入社しないといけません。

『人間関係が上手くいかない』

そもそも人間関係は『運』なので、不安なら今の会社に残りましょう。
人間関係や社風は、『中の人』に聞くしかありません。

Vokers転職会議など、社員の口コミが載っているサイトは多いですが、一定数の”偽物”が書き込んでいる前提で読みましょう。
ある程度…は参考になりますがね。

ちなみに私はリアルに書いてやりました笑

たとえ会社全体がホワイトでも、限られた部署、限られたチームだけパワハラが蔓延しているような会社もあります。

『出会い』はその時その時…

人間関係は自分で構築するという気持ちが無いのなら、『慣れた職場』にいるのがベストです。

『会社の雰囲気が合わない』

人間関係と一緒です。
社員紹介の笑顔のページに騙されてないですか?
面接で聞いても良いですが、これも中の人に聞くしか決定打はありません。
無理なら『運ゲー』と割り切りましょう。

企業文化はそれぞれ異なりますし、事務作業1つ取っても慣れて人はとにかく遅い…
変に”慣れ”がない新卒の方が、覚えが速いかもしれません。

郷に入りては…

 

出来ないならフリーで働いてどうぞ。

会社の文化を俺が変えてやる!って人もカッコイイですが、1企業の社風を丸々変えられるような人は経営者の方が向いていると思います。

『周りのレベルが低い』『周りが俺についてこれない』

これはどうしようもないですね。

レベルの低い会社にしか入れなかった自分の能力不足です。

あるいは、低レベルから抜け出せない自分の能力不足です。

自分のレベル(笑)に合う質の高い職場へさっさと転職しましょう。
若手だと可愛いものですが、マネージャークラスがこれを言ってると『マネジメント能力不足』をアピールしているだけなので止めましょう。恥ずかしくて見てられません。

こういうことを言っている人が実際に行動しているのは見たことないですがね。

おわりに

キャリアチェンジは、希望を持って考えていくべきですが、気持ち良いからと言って良い面ばかり見てると、視野が狭くなりがちです。

特に、転職活動中は、

『自社は悪!他社は正義!』

の感覚が強く、非常にバイアスがかかりやすいです。
隣の芝が必要以上に青く見えてしまうのです。

キャリアだけではなく、人生選択にはリスクがつきもの…
自分の気持ちに正直に、そして常に客観的に判断していきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク